埼玉県 富士見市 ふじみ野 歯医者の榎本デンタルクリニックの榎本です。
突然ですがみなさん、奥歯ってなんで溝があると思いますか?
ボコボコしてて、凹んでたり、山があったり…
「これがなかったら磨きやすいのに!!」 「溝がなければ虫歯にならなかったのに!!
」
などと思ったこと、感じたことがある方もいるかもしれません。
歯には、歯の役割があり、その役割を果たすために、それぞれ特殊な形態があるのです。
なので、頑張ってその溝も虫歯にならないように、セルフケアをしていただくことは重要ですよね!
ちなみに奥歯の噛む面には、無数の溝、凹みなどがあります。
これの役割は、まず、
①食べ物を噛んで、その場に止まらせて嚙み砕く
ためにあると言われています。
もう一つは
②その溝に沿って唾液が食べ物を舌側やほっぺ側に流して、効率よく咀嚼する
ためでもあるようです。
唾液が流してくれないと、食べ物はそこに留まり続け、
逆に食べる効率が悪くなってしまうのです。
それから唾液は消化を助ける役割もあるので、しっかり唾液と食べ物が混ざらないと
栄養を取りきれなくなることもあります。
だからこそ、歯の溝というものは大切なのです!
歯ぎしりをしている方は注意が必要です!
歯ぎしりをしていると、歯が磨り減り、溝が浅くなってしまい、食べ物をしっかり挟んで食べられなくなるので、
通常の噛むために使う、筋肉の動きが倍以上になり、
顎が痛くなったり、咬む筋肉の疲労で痛みが出たりします。
銀歯が入っている人も、注意です。
銀歯はずっと使っていると、摩擦で咬むところがツルツルになっていきます。
そうすると、先ほど述べたような症状を起こしやすいですね。
それから、合わない詰め物をしている人も注意ですね。
歯の溝を維持するために
①虫歯にならないようにケアすること
②咬み合わせの力をうまくコントロールすること
この2つに留意して、毎日快適な生活を過ごして頂けましたら幸いです。