むし歯菌は、生後10ヶ月~31ヶ月くらいの間に、保護者(主に母親)から感染します。
食事の際にお母さんの使ったスプーンやお箸で取り分けたり、そのままお子さんの口のなかへはこんだり、同じコップで飲み回しをしたり、と様々なシチュエーションでむし歯菌はうつっていきます、保護者のお口の中に、大量のミュータンス菌がいれば、より効率良く感染していきますね。
そして食事やおやつなどて糖質、主に砂糖をたくさん摂った場合、更にミュータンス菌は、より大量に歯面に定着していきます。
いったん口の中に大量のミュータンス菌が感染すると、歯磨きをしたくらいでは、菌量を減らす事はできないのです。ミュータンス菌の表面にはらせん状に突起物があり、それが歯の表面にねじ込むようにして歯に張り付いてしまうためです。
このミュータンス菌などの細菌が集合体を作り、歯の表面にできる膜をバイオフィルムといい虫歯や歯周病の原因になります。
“毎日ちゃんと気を使って歯を磨いているのに虫歯ができてしまう人”もいれば、“毎日歯を磨いてないのに今まで虫歯ができたことなんてない!”という人もいますが何が違うのでしょう?
それは、ひとり、ひとり虫歯の原因が違うからなんです!!
虫歯はその人のライフスタイルや環境が複雑に絡みあって発症する病気なのです。
これらの4つの要素が重なりあって虫歯ができます。
つまり、この4つの要素が重なる面積が小さければければ虫歯になる可能性は低く、大きければ高くなるのです。
これらの要素を減らしていくことが大切です。
そして!時間がポイントです!
ダラダラ食いは絶対にダメ!!
お食事も、おやつもいつもお口の中に食べ物が入っている状態だと、虫歯菌の思うツボ!
虫歯にならないためにも、食事と食事のあいだにお口の中をキレイに保ちましょう。
食事のたびにお口の環境が虫歯危険ゾーンに下がるけど、だ液パワーで健康ゾーンに戻ります。
リズムある食生活をしていると、お口の中が健康ゾーンでいる時間が長くなって、虫歯の危険は低くなるね。
せっかくお口の中が健康ゾーンに戻りかけたのに、危険ゾーンに逆戻り。とくに寝ているときは、だ液がほとんど出ないんだ。だから寝る前のおやつは、虫歯の危険度がとっても高くなるんだよ。
むし歯にならないように、定期健診に行きましょう!!
ここまでお読みになっている方は、きっと歯のことで悩まれていることと思います。当院では、画一的な治療ではなく、あなたの口の状態、お悩み、要望に合わせた治療を行います。
初診時にはしっかりとお話も聞かせていただきますので、まずは気軽にご来院下さい。